道場は快適な天然素材の木の家!既にスタッフ級の働きぶりを発揮する幼馴染

ボストンバッグの扱いには細心の注意を払ったつもりが、最後の最後で勢い良く床と接触する音がした。私は身軽になった身体で首を回しながら天井を見上げた。木造建築の吹き抜けがまざまざと目に焼き付いた。
「おう、A・I」
 外の方から聞き覚えのある声がした。
「うわ。びっくりした。!なんだ。もう来てたんだ」
 M・Tが窓枠の外側から顔を覗かせている。網戸の張り替えを行っている最中のようで、ラインのメッセージなど気が付く筈もなかった。傍から見ていると、M・Tは既にスタッフのように働いている。だが、一人でやるその作業は何処となく手つきが覚束ない。
「早速だけど、お前も手伝ってくれよ」
 私は早くもM・Tにせっつかれている。
「五分だけ休ませて。あとで手伝うから」
 慣れないラッシュアワーに揉まれて私の体力は限界近くに達していた。作業を淡々と進めるM・Tを余所に私は広々とした講堂の一角に臥し転ぶと無垢材の床はひんやりと冷たく、クールダウンするにはこの上ないほど心地良かった。キレイモ 体験